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J-GLOBAL ID：201102220164827534   整理番号：11A0898482

Guizhou(貴州)省における典型的森林群落の葉に及ぼす酸性雨による直接損害のシミュレーション実験と解析

Simulation experiments and analysis of direct damage by acid rain On foliage of a typical forest community in Guizhou Province

著者 (5件)： SONG Wenlong (School of Geography,Beijing Normal Univ., Beijing) ,  YANG Shengtian (School of Geography,Beijing Normal Univ., Beijing) ,  WEN Zhiqun (School of Geography,Beijing Normal Univ., Beijing) ,  BAI Xiaohui (School of Geography,Beijing Normal Univ., Beijing) ,  GAO Fang (Coll. of Environment,Beijing Normal Univ., Beijing)
資料名： Huanjing Kexue Xuebao  (Huanjing Kexue Xuebao)
巻： 30  号： 1  ページ： 7-14  発行年： 2010年 
JST資料番号： W0623A  ISSN： 0253-2468  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 中国語 (ZH)

抄録/ポイント： 酸性雨の連続監視を2007年にGuizhou(貴州)省のLongliで実施した。酸性雨シミュレーション実験をモニタリング結果に基づき実行した。10の優勢な樹種の葉に種々のpHの模擬酸性雨を散布した,そして,散布の前後の葉の正味光合成率をLI-6400光合成システムを使用し測定した。葉に及ぼす酸性雨による直接損害を評価した。結果を以下の通りまとめる:まず第一に,すべての樹木の葉の正味光合成率はpH5.0または4.0の模擬酸性雨によっては明らかに変化しなかった。Toona sinensis(チャンチン)とAcer molto(イタヤカエデ)の葉の正味光合成率は,pH3.0の模擬酸性雨の下でそれぞれ11.03%および0.62%増加した,一方,他の樹木の葉の正味光合成率は変化しなかった。第二に,pH2.0で模擬酸性雨に曝露されると,すべての樹木の葉の正味光合成率はより大きいか,より少ない程度に減少し,その中でTooaa sinensis,Acer molto,Quercus foabriおよびLindera communis Hemslはそれぞれ28.32%,30.32%,12.21%,および11.37%減少した。pH2.0の模擬酸性雨はToona sinensisの葉に明らかな直接損害をもたらした。黄化病白い小斑点が葉の端部および葉脈の間に現れ,いくつかの葉は穴が開いたりさえした。可視の損傷は他の樹木には観察されなかった。結果は,Guizhou(貴州)省の典型的森林群落の葉への可視の直接損害を引き起こすpH閾値が2.0~3.0であることを示している。しかしながら,目に見えない直接損害は可視の徴候が現れる前に発生する。葉への目に見えない直接損害を引き起こすpH閾値はpH3.0である。著者らのシミュレーション実験およびモニタリングデータを考察すると,研究地域の典型的森林群落の葉への直接損害は微細である。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： *シミュレーション ,  酸性雨 ,  森林 ,  群落 ,  損害 ,  型 ,  コナラ属 ,  クロモジ属 ,  カエデ属 ,  監視
準シソーラス用語： *シミュレーション実験 ,  Quercus ,  Lindera ,  イタヤカエデ ,  モニタリング

分類 (1件)： 土壌汚染  (FB04100T)

タイトルに関連する用語 (5件)： 葉 ,  酸性雨 ,  損害 ,  シミュレーション実験 ,  解析