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J-GLOBAL ID：201102220400939837   整理番号：11A0417694

光合成に関した葉の機能解剖学

Leaf Functional Anatomy in Relation to Photosynthesis

著者 (4件)： TERASHIMA Ichiro (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  HANBA Yuko T. (Kyoto Inst. Technol., Kyoto, JPN) ,  THOLEN Danny (Germany Partner Inst. Computational Biology, Shanghai, CHN) ,  NIINEMETS UElo (Estonian Univ. Life Sci., Tartu, EST)
資料名： Plant Physiology  (Plant Physiology)
巻： 155  号： 1  ページ： 108-116  発行年： 2011年01月 
JST資料番号： C0606A  ISSN： 0032-0889  CODEN： PLPHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 様々な事実から,葉緑体ストロマにおける高濃度のCO₂は進化の過程で選択されてきた葉の構造によるものであると考えられる。本概説では,葉緑体ストロマ中のCO₂濃度に影響を与える葉の主な特徴について考察している。まず,水中での無機炭素の拡散や細胞壁のコンダクタンス,細胞質およびストロマのコンダクタンス,細胞膜および葉緑体胞膜のコンダクタンスなどについて肉のCO₂拡散コンダクタンスについて解説しており,大気中の二酸化炭素が葉緑体内のルビスコに届くまでの過程が概説された。さらに,光の可用性に伴う葉の厚みの変化や葉による光の吸収,葉緑体や核の定位運動,葉肉細胞の表面積の制御などを通じて光合成を調節していることが示された。本報告から,葉での効率的な光合成に重要ないくつかの構造的特徴についての知見がまとめられ,今後はそれらの役割の定量的評価や種の違いによる多様性,構造と機能の関係がどのような生態学的戦略から生まれたかなどを明らかにする必要性が言及された。

シソーラス用語： *葉 ,  *光合成 ,  葉緑体 ,  二酸化炭素 ,  コンダクタンス ,  植物細胞 ,  リブロースビスリン酸カルボキシラーゼ
準シソーラス用語： Rubisco ,  葉肉細胞

分類 (2件)： 植物形態学・解剖学  (EH01040Y) ,  光合成  (EB10020I)

タイトルに関連する用語 (3件)： 光合成 ,  葉 ,  機能解剖学