抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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わが国で周年生産に用いられた主要品種として秋ギクでは,「秀芳の力」と「神馬」,夏秋ギクでは「精雲」と「岩の白扇」がある。わが国においても,周年生産用品種の育成に当たっては,まずロゼット性と幼君性を遺伝的な除去を行った系統を交雑親に用いれば,育種の効率化に有効と考えられる。しかし,両形質は不良環境への適応に有用な形質であり,除去は周年生産の支障にならない程度にとどめておくべきである。キクは自家不和合性であるので,除雄しないでも自家受精による結実率は極めて低い。周年生産用品種の育成は,施設で行う方が良く,苗が切り花として十分な草丈が得られると判断されたとき,秋ギクでは11.5時間日長,夏秋ギクは13時間または14時間日長の短日処理を開始する。選抜した個体は,周年生産の作型で栽培して,選抜を繰り返した後,有望な個体に品種名を付けて発表する。