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J-GLOBAL ID：201102220532043182   整理番号：11A1205998

配位子結合上の蛋白質の振動軟化

Vibrational Softening of a Protein on Ligand Binding

著者 (4件)： BALOG Erika (Semmelweis Univ., Budapest, HUN) ,  PERAHIA David (Ecole Normale Superieure de Cachan, Cachan, FRA) ,  SMITH Jeremy C. (Univ. Tennessee, Tennessee, USA) ,  MERZEL Franci (National Inst. Chemistry, Ljubljana, SVN)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 115  号： 21  ページ： 6811-6817  発行年： 2011年06月02日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 中性子散乱実験は抗癌剤メトトレキサート(MTX)の結合がその標的蛋白質,ジヒドロ葉酸レダクターゼ(DHFR)の低周波数振動を軟化することを実証した。配位子結合の動的効果に関する最近の進歩はDHFRへのMTX結合を調べることによって見られた。DHFRは癌細胞のような迅速増殖する細胞におけるDNA合成を阻害するための薬物標的として認識されている。ここでは,原子詳細モデルの実測基準振動解析を用い,この軟化が完全に再現できた。DHFRのホロ酵素(DHFR+NADPH)及びMTXとのその複合体(DHFR+NADPH+MTX)の振動状態密度を解析した。振動の状態密度の分解は最大寄与が安定性と機能に対して臨界的DHFRの構造要素から生じることを示した。モード投影解析は影響を受けた振動モードのブリージング状特性の増加を明らかにした。この結果は錯体生成上の蛋白質の実験的に観測した断熱圧縮率と因果関係にあった。

シソーラス用語： *抗腫瘍薬 ,  *ジヒドロ葉酸レダクターゼ ,  複合酵素系 ,  *構造要素 ,  *状態密度 ,  基準振動 ,  ホロ酵素 ,  振動モード ,  基準モード ,  圧縮率 ,  因果律 ,  錯体生成 ,  DNA合成 ,  中性子散乱 ,  二次構造 ,  自由エネルギー ,  補酵素 ,  アデニンヌクレオチド ,  ニコチンアミドヌクレオチド ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族アミン ,  芳香族カルボン酸 ,  脂肪族カルボン酸 ,  カルボアミド ,  アミノカルボン酸 ,  第三アミン ,  酵素阻害剤
準シソーラス用語： ブリージングモード ,  因果関係 ,  抗癌剤 ,  酵素複合体

分類 (2件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  薬物の物理化学的性質  (GV01060M)

物質索引 (2件)： NADPH ,  メトトレキサート

タイトルに関連する用語 (3件)： 配位子 ,  蛋白質 ,  軟化