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J-GLOBAL ID:201102220653262507   整理番号:11A0425201

PCR-変性剤濃度勾配ゲル電気泳動による有機肥料で栽培した低地イネにおける根圏細菌集団に関する研究

Study on rhizosphere bacterial community in lowland rice grown with organic fertilizers by using PCR-denaturing gradient gel electrophoresis
著者 (4件):
資料名:
巻:ページ: 5-16 (J-STAGE)  発行年: 2011年 
JST資料番号: U0029A  ISSN: 1881-6754  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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環境にやさしい農業の促進のため,有機肥料と環境に優しい素材の利用が米作農業で益々試みられている。根圏内土壌細菌に及ぼす有機肥料の影響は非根圏土壌のものとは異なるが,特にイネ根圏について着手した微生物学的研究はまだ限定的である。この研究は,根圏土壌とバルク土壌の比較によって土壌細菌集団に及ぼす有機肥料の影響力を調査し検証した。土壌タイプと四季変化の影響も分析した。イネ(Oryza sativa L. cv. Nipponbare) をアンドソル土の低地帯水田で栽培した。化学肥料と組み合わせた堆肥と米ぬかの施用を対照土壌(化学肥料だけ)と比較した。イネ根の超音波処理で採取した根圏土壌とバルク土壌から抽出した土壌16S rDNAをPCR-変性剤濃度勾配ゲル電気泳動(DGGE)によって分析した。PCR-DGGEプロフィールに基づく主成分分析から,根圏及びバルク土壌との土壌細菌の集団構造は明らかに異なることが分かった。さらにまた,肥料と米ぬか施用の根圏細菌集団構造は対照と明らかに異なり,そして季節と伴に変化した。有機質肥料は盛夏までは細菌集団に顕著な影響を及ぼしたが秋は影響が小さかった。この研究結果は,水田の根圏微生物は有機肥料管理によって改質できることを示唆する。さらに,土壌細菌に及ぼす有機肥料施肥,土壌型及び季節学の影響は水田におけるイネ根圏効果との相互作用に依存するものと思われる。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
稲作  ,  土壌生物  ,  施肥法・肥効 
引用文献 (48件):

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