抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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コシヒカリにカラサス由来の登熟歩合や倒伏抵抗性を高めるQTLを導入した染色体部分置換系統コシヒカリKL212が作出された。玄米粒厚の小さいKL212から選抜された玄米粒厚の大きい系統について,収量性および耐倒伏性に関与する稈の物理的性質を比較検討した。コシヒカリおよび染色体部分置換系統(KL212,NIL31-2,NIL77-3)を用い,穂揃い後35~40日の主茎の第IV節間を対象に,挫折時モーメント,外径と内径および曲げ応力を調べた。NIL77-3はコシヒカリに比べて屑米重が小さく登熟歩合は高かったが,1穂粒数が少なく精玄米収量に違いは見られなかった。稈の挫折時モーメントについては,KL212は断面係数が大きいことで,NIL77-3は曲げ応力が大きいことで,それぞれコシヒカリより大きかった。