抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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中国から輸入される果実缶詰のシロップ液が廃棄されているが,これを利用したエネルギー回収を検討した。シロップ液をメタン発酵槽に投入し,パイオガスを発生させ,これを25kW級エンジンに提供し,電力と熱(温水)を回収する,バイオガスプラントを完成させ,試運転を行った結果を報告した。運転開始後,64日目以降にシロップ液を窒素を投入して,供給量1.5倍でガス発生量を6倍にした。しかし135日を過ぎてから,急激にガス発生量が減少した。この原因を原料過負荷による中間生成物による発酵阻害と考察した。今後メタン菌の活性制御法を検討する。