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J-GLOBAL ID：201102222598554148   整理番号：11A1076385

ネパール・バンディプールにおけるネワール族の住まいと暮らしのフィールドワーク報告

著者 (2件)： 谷内麻里子 (住まいの人類学研究フォーラム) ,  塩谷壽翁 (住まいの人類学研究フォーラム)
資料名： 民俗建築
号： 139  ページ： 23-30  発行年： 2011年05月31日 
JST資料番号： S0132B  ISSN： 0289-9574  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： バンディプールはネワール人が移り住みチベットとインドの交易中継地として栄えたが,ハイウェイが出来1970年頃から交易は衰退した。中心はバンディプールバザールと呼ばれ200mほどの鞍部にできたムラでネワール人が住み,周辺に他民族が住む構図である。ネワール人の住まいは間口が狭く奥行きが深い。事例の住まいはバザールに面する商店の地上階から上に2層,下に2層の5層の階から出来ている。ネワール人の住まいは階をつみかさねる積み床の空間概念により,最上階は食料をたくわえる場で宗教的行為をけがれから守る観念に支えられている。カトマンドゥ盆地では例外なくこの概念が守られているが,バザールでは生業が農業と交易であったことからより機能的に変化しているものの,けがれの観念はまだまだ存在する。

シソーラス用語： *民族 ,  *独立住宅 ,  *ライフスタイル ,  現地調査 ,  市街地 ,  平面計画 ,  倉庫 ,  価値観 ,  地下室 ,  *ネパール連邦民主共和国
準シソーラス用語： *ネパール王国 ,  カトマンドゥ盆地 ,  けがれ ,  *ネワール族 ,  バザール ,  バンディプール

分類 (2件)： 住宅建築,農村建築,城  (RB05040V) ,  建築設計,建築家,建築史  (RB04000W)

タイトルに関連する用語 (4件)： ネパール ,  住まい ,  フィールドワーク ,  報告