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J-GLOBAL ID：201102222959208720   整理番号：11A0823786

シリカフュームを用いたセメント硬化体の水和におけるケイ酸構造の影響

EFFECT OF SILICATE STRUCTURES ON HYDRATION OF HARDENED CEMENT BODY WITH SILICA FUME

著者 (4件)： 小泉公志郎 (日本大 理工) ,  佐藤正己 (日本大 理工) ,  梅村靖弘 (日本大 理工) ,  露木尚光 (日本大 理工)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
号： 64  ページ： 9-15  発行年： 2011年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 低水セメント比の環境におけるセメントの水和反応に及ぼすケイ酸構造の影響を検討した。実験は,低熱ポルトランドセメントを用い,水結合材比15,22,30%の3水準にて練り混ぜ,Φ50×100mm円柱供試体を作製した。測定は,粉末X線回折(XRD)による鉱物相の定量,熱重量示差熱分析(TG-DTA)による生成水酸化カルシウムの定量,TMS誘導体化法(TMS法)によるケイ酸構造の決定,を行った。その結果,W/B22%以下の配合ではセメントの水和に必要な水分が不足し,水和の進行が不安定になること,細骨材の吸水によりシリケート相の水和に影響があることが分かった。

シソーラス用語： *シリカヒューム ,  *セメント ,  硬化物 ,  *水和反応 ,  ケイ酸塩 ,  *水セメント比 ,  高強度コンクリート ,  ポゾラン反応 ,  シリル化 ,  X線回折 ,  鉱物組成 ,  示差熱分析 ,  水酸化カルシウム ,  細骨材 ,  吸水 ,  調合
準シソーラス用語： TMS法 ,  トリメチルシリル化

分類 (1件)： セメントの性質・分析  (YC05040F)

引用文献 (6件)：

• 1) 佐藤正己、田中敏嗣:超高強度繊維補強コンクリート、セラミックス、Vol.44、pp.439-442 (2009)
• 2) 小泉公志郎、露木尚光:高炉水砕スラグ微粉末のケイ酸構造に及ぼす炭酸化の影響、セメント・コンクリート論文集、No.56、pp.58-63 (2002)
• 3) 小泉公志郎、梅村靖弘、露木尚光:水和セメントのケイ酸構造に及ぼす重金属酸化物の影響、セメント・コンクリート論文集、No.59、pp.2-7 (2005)
• 4) 石崎倫郎ほか:ポルトランドセメントの水和反応における各構成物質の反応率の測定、セメント技術年報、No.42、pp.40-43 (1988)
• 5) 大楠弘ほか:改良トリメチルシリル化法による珪酸陰イオンに関する基礎研究、日本金属学会誌、Vol.45、pp.915-922 (1981)

タイトルに関連する用語 (4件)： シリカフューム ,  セメント硬化体 ,  水和 ,  ケイ酸