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J-GLOBAL ID：201102223172503704   整理番号：11A0527712

溶融溶接を利用した鋳鉄/鋼複合材料の開発

Development of Cast-iron/Steel Composite by Fusion Welding

著者 (4件)： 本田嗣男 (株式会社黒木工業所) ,  黒木博憲 (株式会社黒木工業所) ,  山口富子 (九州工業大学工学部) ,  西尾一政 (九州工業大学大学院生命体工学研究科)
資料名： 溶接学会論文集(Web)
巻： 29  号： 1  ページ： 29-34 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： U0047A  ISSN： 0288-4771  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鋳鉄の潤滑性や制振性能と鋼の強靭性を併せ持つ鋳鉄/鋼複合材料が開発されている。しかし,溶接は著しい急速加熱・冷却プロセスであるため,溶融溶接による鋳鉄と鋼の複合化は困難とされている。本研究では,多重熱サイクルを利用した高温予熱効果により,亜共晶組成の溶着金属を鋼板上に肉盛溶接する方法について検討した。溶接部温度は溶接開始直後に急速に上昇し,その後,熱サイクルが加わり,入熱に応じて高温に保持された後,徐冷された。溶接ビードの溶込みの大部分を隣接する先行ビード内に行なうことにより,母材の希釈が少ない溶着金属層を得た。溶接サイクル時間が短い試験片では,溶着金属が共晶温度より高い温度域から徐冷すると,セメンタイトが少量残留したブルスアイ組織になった。

シソーラス用語： *積層材料 ,  鋳鉄 ,  構造用鋼 ,  鋼材 ,  *肉盛 ,  溶接部 ,  熱サイクル ,  予熱 ,  溶込 ,  溶接ビード ,  溶着金属 ,  希釈 ,  時間 ,  冷却速度 ,  金属組織 ,  共晶 ,  セメンタイト ,  温度測定 ,  温度変動 ,  表面性状 ,  微小硬さ ,  分布 ,  機械的性質 ,  引張強さ ,  降伏強さ ,  伸び率
準シソーラス用語： SS400 ,  肉盛溶接 ,  複合化 ,  サイクル時間 ,  ミクロ組織【金属組織】 ,  硬度分布

分類 (2件)： 肉盛  (WC07060N) ,  クラッド材  (WE04020G)

引用文献 (11件)：

• 1) S. Mukae, K. Nishio, M. Katho, Y. Torigoe and M. Yano; Development of Damping Material Composed of Rolled Graphite Cast Iron and Mild Steel, Quarterly Journal of the Japan Welding Society, 8-1 (1990), 14-20. (in Japanese)
• 2) K. Asano and T. Noguchi; Trend of Composite Casting Technology and Joining Technology for Cast Iron, Journal of Japan Foundry Engineering Society, 78-3 (2006), 96-105. (in Japanese)
• 3) K. Ogi; Joining of Cast Materials, Journal of Japan Foundry Engineering Society, 70-12 (1998), 915-919. (in Japanese)
• 4) K. Yamaya and T. Wada; Effect of Preheat and Annealing on the Arc Welding of Cast Iron, Journal of the Japan Welding Society, 32-2 (1963), 101-106. (in Japanese)
• 5) T. Mizuki,T. Sugano, H. Horie and S. Hiratuka: Effects of Welding Conditions on Chill Generation in Cast Iron Welds, Journal of Japan Foundry Engineering Society, 78-3 (2006), 119-125. (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (5件)： 溶融溶接 ,  鋳鉄 ,  鋼 ,  複合材料 ,  開発