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J-GLOBAL ID：201102223206899785   整理番号：11A1917618

福島第一原子力発電所から漏洩した¹³⁷Csの海洋拡散シミュレーション

Distribution of oceanic ¹³⁷Cs from the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant simulated numerically by a regional ocean model

著者 (4件)： 津旨大輔 (電力中研) ,  坪野考樹 (電力中研) ,  青山道夫 (電力中研) ,  廣瀬勝巳 (上智大 理工)
資料名： 電力中央研究所環境科学研究所研究報告  (電力中央研究所環境科学研究所調査報告)
号： V11002  ページ： 24P  発行年： 2011年11月 
JST資料番号： F0293D  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2011年3月11日の東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所(以下,1FNPP)の事故により,環境中へ放射性物質が漏洩した。1FNPPは海洋に面しているため,大気からの降下だけでなく,海洋への直接的な漏洩もあり,海洋汚染や食物連鎖による海産生物の汚染が懸念されている。東京電力や文部科学省においてモニタリングが継続されているが,海洋でのより詳細な現象解明が望まれている。この研究は,高解像度(水平1km×1km)の領域海洋モデル(ROMS)を用いた,福島沖を対象とした¹³⁷Csの海洋拡散シミュレーションを実施し,モニタリングデータの組み合わせにより,直接漏洩量と海洋拡散現象を推定することを目的とする。

シソーラス用語： *セシウム137 ,  放射能放出 ,  *環境放射性核種移動 ,  海洋汚濁 ,  ヨウ素131 ,  数学モデル ,  *環境モニタリング
準シソーラス用語： *海洋汚染 ,  福島第一原子力発電所事故 ,  放射能比 ,  *拡散モデル

分類 (1件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K)

引用文献 (27件)：

• 青山 道夫、1999. 大気中の人工放射性物質の挙動に関する地球化学的研究、金沢大学博士論文、100pp.
• 日本国政府、2011. 原子力安全に関する IAEA閣僚会議に対する日本国政府の報告書、http://www.kantei.go.ip/foreign/kan/topics/201106/iaea_houkokusho_e.html
• 坪野 考樹、津旨 大輔、三角 和弘、吉田 義勝、2010.地域海洋モデルROMSを用いた物質拡散の計算法、電力中央研究所研究報告書. VO9040.
• 津旨 大輔、鈴木 浩、三枝 利有、丸山 康樹、伊藤 千浩、渡部 直人、1999.MOX新燃料の輸送時安全性評価-輸送物の仮想海没時被ばく線量評価-、電力中央研究所研究報告書、U98029.
• 津旨 大輔、丸山 康樹、三枝 利有、鈴木 浩、1999.海洋大循環モデルを用いた海洋中核種濃度評価手法の開発、電力中央研究所研究報告書、U99007.

タイトルに関連する用語 (5件)： 福島第一原子力発電所 ,  漏洩 ,  137Cs ,  海洋拡散 ,  シミュレーション