抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ドイツにおける水道の水質管理及び水源保全に関する現行の規制と取り組みにつき,ドイツ連邦及び各州政府のホームページで公開されている情報などに基づいて調査した。ドイツでは,ヨーロッパ連合(EU)の指令(Directive)に基づいた水道の水質管理及び水源保全が行われている。水質管理の面においては,わが国と違って消毒や残留消毒剤の保持を義務付けていないが,消毒剤その他浄水薬品の使用方法,水質基準超過時に取るべき措置,水道水質のサーベイランスなどについて具体的に定めている。また,水源保全の面においては,全国にわたって広範な地域を水源保護区域に指定して地下水や貯水池水を保護しているほか,排水賦課金制度の実施による公共用水域の水質保全,さらに,農業との自主的な協働による地下水の農薬及び肥料汚染の防止など,積極的な取り組みが行われている。ドイツにおけるこれらの規制や取り組みは,わが国においても大いに参考にすべきであると考えられる。(著者抄録)