抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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愛媛県内子町(八日市護国地区)を対象地域として,特に町並み保存地区を含む中心市街地の都市機能(商業面)の変容を中心に,保存事業が地域に与える影響と今後の課題を明らかにした。内子町は,愛媛県のほぼ中央部に位置し,松山市から約40kmの地点にある。平成17年の総人口は19,620人で,人口は減少傾向にあり,高齢化率の上昇が予測される。内子町の中心市街地の変遷過程,産業特性,歴史的町並み保存,町並み保存地区の特徴と保存事業,非重伝建地区(本町通り)の特性を紹介した。今回の調査から,重伝建地区内の居住者や商店街の住民の多くは,町並み保存に一定の評価を下したが,観光客の増加が近隣の商業地に経済的効果をもたらすことにならず,購買行動に適合した店舗構成が重要であることが分かった。一方,観光客の要請に応えられるようなビジネス展開も必要になっている。