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J-GLOBAL ID：201102224409805936   整理番号：11A1091067

実計測トラヒックを用いたTCP品質尺度間の相関性分析

Analyzing Correlation among TCP Quality Metrics on Measured Traffic Data

著者 (5件)： 池田泰弘 (NTT サービスインテグレーション基盤研) ,  上山憲昭 (NTT サービスインテグレーション基盤研) ,  川原亮一 (NTT サービスインテグレーション基盤研) ,  木村達明 (NTT サービスインテグレーション基盤研) ,  森達哉 (NTT サービスインテグレーション基盤研)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 111  号： 67(IN2011 18-28)  ページ： 51-56  発行年： 2011年05月19日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： IPネットワーク上で様々なサービスが提供され,ネットワーク上における通信品質保証に対する要求が高まるにともない,トラヒック測定を通じて品質を把握することの重要性が増してきている。本稿では,実計測トラヒックデータを対象に,フロー種別毎にTCP品質特性を分析した結果,および,パケット再送率や平均RTT,スループットといったTCP品質尺度間における相関性を分析した結果を示す。第一に,クライアントサーバ通信とP2P通信ではクライアントサーバ通信の方が品質が良く,国内間の下り通信では2.5倍ほどスループットの中央値が高くなっていることを示す。次に,フローにおける再送率や平均RTTが低いほどスループットが高く,特に平均RTTの方がスループットに与える影響が強いこと,および同じ平均RTTでも,国内間での通信と国外との通信とでは輻輳の度合いが違うために,スループットへの影響にも差があることを定量的に示す。特に,国内間での通信の方が概ね国外との通信より品質が良いが,平均RTTが100msec付近では国外通信の方がスループットが高かったことを示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *インターネット ,  *トラヒック測定 ,  クライアントサーバシステム ,  スループット
準シソーラス用語： *IPネットワーク ,  QoS保証 ,  *TCP品質 ,  ピーツーピー通信 ,  *通信品質

分類 (1件)： 計算機網  (JC03000K)

引用文献 (10件)：

• PADHYE, J. Modeling TCP Reno Performance : A Simple Model and its Empirical Validation. Proc. SIGCOMM Symposium on Communications Architectures and Protocols, August 1998. 1998
• SARKAR, M. A Proactive Transport Protocol for Performance Enhancement of Satellite based Networks. International Journal of Computer Applications. 2010, 1, 16, 100-107
• http://www.tcptrace.org/
• ZALEWSKI, M. Passive OS Fingerprinting Tool. http://lcamtuf.coredump.cx/p0f.shtml. 2003
• http://archive.routeviews.org/

タイトルに関連する用語 (6件)： 計測 ,  トラヒック ,  TCP ,  尺度 ,  相関性 ,  分析