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J-GLOBAL ID：201102224944534151   整理番号：11A1199027

CpRu(PH_3)_2SHとHNCSのモデル反応の機構

Mechanism of the Model Reaction between CpRu(PH_3)_2SH and HNCS

著者 (3件)： ZHAO Yi (School of Chemical Engineering, Shandong Univ. of Technol., Shandong, Zibo) ,  DONG Dong-Dong (School of Chemistry and Chemical Engineering, Qufu Normal Univ., Shandong, Qufu) ,  BI Si-Wei (School of Chemistry and Chemical Engineering, Qufu Normal Univ., Shandong, Qufu)
資料名： Wuli Huaxue Xuebao  (Wuli Huaxue Xuebao)
巻： 26  号： 3  ページ： 745-750  発行年： 2010年 
JST資料番号： W0391A  ISSN： 1000-6818  CODEN： WHXUEU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 中国語 (ZH)

抄録/ポイント： CpRu(PPh_3)_2SH(Cp=シクロペンタジエニル)とRNCS(R=Ph,1-ナフチル)間反応の反応機構をCpRu(PH_3)_2SHとHNCSのモデル反応を用いて密度汎関数理論により調べ,2種の可能な機構を提示した。第1は1個のPH_3配位子がCpRu(PH_3)_2SHから解離して16e中間体を与え,これへの水素移動により生成物が生成するもので,第2はPH_3配位子の解離前に水素移動が起こり,生成物が生成するものである。計算からは,第2の機構がより優位にあった。これら2種の機構に対するポテンシャルエネルギー曲線から見て,反応の律速段階は水素移動であった。第1機構に対する全体反応の活性化エネルギーが第2機構より著しく高かいために,反応は金属中心からのPPh_3解離前に水素移動が起こると予測された。第2機構では,エントロピー増加により最終的に生成物が得られるが,生成物は直接生成物に結びつく中間体よりも熱的に不安定であった。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： モデル ,  *反応機構 ,  密度汎関数法 ,  配位子 ,  中間体 ,  水素移動 ,  ポテンシャルエネルギー曲線 ,  活性化エネルギー ,  エントロピー
準シソーラス用語： 密度汎関数理論

分類 (1件)： 反応工学,反応速度論  (XE01020M)

タイトルに関連する用語 (2件)： HNCS ,  モデル反応