抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
日本図書館協会図書館学教育部会幹事会(教育部会)は,改正省令科目・新カリキュラム(新科目)の検討を行ってきた。その一環として「新科目の教育内容に関する検討会(検討会)」を行った。検討会の議論を基に,基礎科目「図書館概論」,図書館サービスに関する科目「図書館概論」,図書館情報資源に関する科目「図書館情報資源概論」に焦点を当て,科目設計における論点について報告した。「図書館概論」の組み立て方について検討会は,「図書館の歴史」と「館種」の2つの軸を提示した。両者の展開と他の基礎科目の内容について説明した。「図書館サービス概論」では,図書館の具体的な業務(サービス)を網羅的に扱うこと,利用者の視点から図書館サービスの実態を確認すること,実例を紹介するという方法論を重視することを確認した。「図書館情報資源論」では,図書館を通じて利用者がアクセス可能な資料・情報を幅広く捉えることを意図したと考えた。図書館員養成教育の入り口(最低限)を示した新科目では,各大学の特色をいかした形で授業内容を高度化していくことが必要とされている。また,それに続く専門教育のあり方を検討していくことが課題となっている。