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J-GLOBAL ID:201102225393655293   整理番号:11A0097956

昆虫病原細菌霊菌から得られたプロジギオシン類似化合物によって誘導されるヒト肺腺癌A549細胞のアポトーシス

Apoptosis of human lung adenocarcinoma A549 cells induced by prodigiosin analogue obtained from an entomopathogenic bacterium Serratia marcescens
著者 (4件):
資料名:
巻: 88  号:ページ: 1269-1275  発行年: 2010年12月 
JST資料番号: H0764A  ISSN: 0175-7598  CODEN: EJABDD  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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疾患カイコ幼生から分離した細菌株SCQ1を16S rRNA遺伝子分析によって霊菌と同定し,本株が生産する赤色色素から精製した,プロジギオシン類似化合物(PGA)の抗腫瘍活性をヒト肺腺癌A549細胞によって調べた。PGAはA549細胞に対して低濃度で抗腫瘍活性を示したが,ヒト骨髄幹細胞にはほとんど影響を及ぼさなかった。各種濃度のPGAに24時間曝すと,A549細胞の形態が変化し,そのIC50値は2.2mg/Lであった。1mg/LのPGAで4時間処理すると8.15%のアポトーシス細胞でアポトーシスの初期段階が観察され,1.01%の死細胞が検出された。10mg/L処理ではアポトーシス細胞は2.4%のみであり,死細胞は20.2%に増加した。1及び10mg/LのPGAによる12時間処理では,死細胞は11.3から93%に増加した。本結果はSCQ1株から得られたPGAがA549細胞でアポトーシスを誘導するが,死細胞の分子機構は複雑であることを示唆した。霊菌SCQ1株は抗腫瘍化合物,PGAの供給源である。
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分類 (2件):
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代謝と栄養  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
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