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J-GLOBAL ID:201102225400673553   整理番号:11A1027394

EAhy926細胞によるTLR4,IL-6及びIL-8発現に及ぼすStreptococcus mutansの細胞壁の影響

Effects of the cell wall of Streptococcus mutans on the expression of TLR4,IL-6 and IL-8 by EAhy926 cells
著者 (6件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 204-210  発行年: 2010年 
JST資料番号: C2382A  ISSN: 0001-6209  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
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[目的]EAhy926細胞(内皮細胞性表現型及び生物学的に特性化したヒトさい静脈内皮細胞:HUVECとヒト上皮細胞株A549のヒト内皮ハイブリドーマ)におけるToll様受容体4(TLR4),IL-6及びIL-8に及ぼすStreptococcus mutansの細胞壁の影響を検討する。[方法]EAhy926細胞をStreptococcus mutans細胞壁の種々の濃度で処理した。EAhy926細胞増殖は,MTTアッセイにより測定した。EAhy926細胞におけるTLR4,IL-6及びL-8は逆転写PCR法(RT-PCR)により測定した。TLR4は,フローサイトメトリー法で測定した。培養上清のIL-6及びIL-8産生は,各々生化学的方法及びELISA法で測定した。TLR4ブロッキングアッセイは,IL-6,IL-8とTLR4のmRNA発現間の関連性を調べることによって実施した。[結果]EAhy926細胞の増殖は,6時間でStreptococcus mutansの細胞壁によって有意に増強し(P<0.05),12時間後に阻害を受けた(P<0.05)。時間及び用量依存的であった。Streptococcus mutansの細胞壁による刺激後に,EAhy926細胞におけるTLR4のmRNA及び蛋白質の発現は,増加した。16時間でピークに達し(P<0.05),その後減少した。IL-6及びIL-8のmRNAの発現は,細胞壁に暴露した時,有意に誘導され,各々16時間,24時間で最高レベルに達した(P<0.05)。それと同時にStreptococcus mutansの細胞壁は,IL-6及びIL-8の産生を誘導した(P<0.05)。EAhy926細胞におけるIL-6及びIL-8のmRNAの発現は,抗ヒトTLR4抗体によってブロックされた。[結論]Streptococcus mutansの細胞壁は,TLR4発現を下方制御し,炎症性サイトカインであるIL-6とIL-8産生を誘導した。このことは,EAhy926細胞のTLR4発現は,TLR4-仲介の先天性免疫応答を誘発し,炎症性サイトカインであるIL-6とIL-8産生に寄与している可能性を示している。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (2件):
分類
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微生物の生化学  ,  細胞生理一般 

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