抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大分県杵築地域には鮮新世~更新世の堆積物である尾本層,加賀層,平原層が分布し,杵築市尾本の海食崖では加賀層を欠いて平原層が尾本層を不整合で直接覆っている。これまで尾本層のフィッション・トラック年代は報告されているが,今回,この海食崖の軽石凝灰岩層から試料を採取し,フィッション・トラック年代を測定した。尾本層から4個,平原層から2個の試料を採取したが,そのうち本源ジルコンと判断される自形のジルコン結晶が得られた尾本層および平原層から各1個の試料を測定に供した。その結果,2.4±0.4Maおよび0.6±0.13Maの年代が得られ,尾本層は更新世前期の堆積物,平原層は更新世中期の堆積物であることが確認された。