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J-GLOBAL ID:201102225634844181   整理番号:11A1196176

クロロベンゼン分解性好気性細菌の同定と特性化

Identification and characterization of an aerobic bacterium degrading chlorobenzene
著者 (5件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 586-592  発行年: 2010年 
JST資料番号: C2382A  ISSN: 0001-6209  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
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【目的】クロロベンゼン(CB)を効率的に分解する好気性細菌の分離と特性化をする。【方法】集積培養法により分離し,形態学的と生化学的特性の観察および16S rRNA遺伝子の配列解析により細菌株の特性を調べた。純粋な液体培養の細胞由来の粗抽出物中のCB,他のクロロベンゼン類と放出されたCl-の濃度,分離株の細胞の密度とカテコールジオキシゲナーゼ活性を調べた。【結果】CBを効率的に分解する細菌株を分離し,CB001と命名した。16S rRNA遺伝子に基づいた系統発生学的解析は,CB001株とAcinetobacter calcoaceticus間の配列類似性が98.5%であることを示した。唯一の炭素源とエネルギー源としてCBを用いる純粋培養で,初期濃度が50mg/LのCBを98.2%分解した。CB001株により分解したCBの量に対するClの純放出量のモル比は,1:1.85~1:1.39の範囲であった。粗抽出物のカテコール1,2-ジオキシゲナーゼの平均活性は,0.538U/mg蛋白質であった。グルコースの添加は,細胞密度と純放出Cl-の濃度を顕著に上昇させたが,細胞当りのCBの分解能は明らかに減少した。CBを分解するCB001株の能力は,ジクロロベンゼンとトリクロロベンゼンの共存培養系で阻害を受けた。CB001株が迅速にジクロロベンゼンを分解する順序は,1,3-ジクロロベンゼン>1,2-ジクロロベンゼン>1,4-ジクロロベンゼンであった。【結論】以上の結果は,CB001株がAcinetobacter属に属し,CBに属するジクロロベンゼンの分解能を示した。CB001株は,おそらく金属環の開裂経路を介してCBを分解した。培養液へのCBの添加は,CB001のCB分解能とカテコール1,2-ジオキシゲナーゼの活性を顕著に上昇させた。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (2件):
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代謝と栄養  ,  芳香族単環ハロゲン化合物 
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