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J-GLOBAL ID:201102225691477160   整理番号:11A1478805

ナフトキシドと結合した鉄(サラン)錯体を用いた二級アルコールの空気酸化による速度論的分割

Aerobic Oxidative Kinetic Resolution of Secondary Alcohols with Naphthoxide-Bound Iron(salan) Complex
著者 (3件):
資料名:
巻: 133  号: 33  ページ: 12937-12939  発行年: 2011年08月24日 
JST資料番号: C0254A  ISSN: 0002-7863  CODEN: JACSAT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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鉄(サラン)錯体自身はアルコール類の酸化を触媒しないが,反応系に1-ナフトールを共存させると非対称二級アルコールの空気酸化をエナンチオ選択的に触媒することが報告された。1-フェニルエタノールを基質として鉄(サラン)錯体共存下トルエン中50°Cで空気酸を行う反応系を用いて,添加するアリールアルコール類をスクリーニングした。1-または2-ナフトール,6-メチル-2-ナフトール,6-または3-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸メチル,4-(1,1-ジメチルエチル)フェノールを試みたところ,1-ナフトールが90%以上のエナンチオ選択的酸化を実現した。添加剤を1-ナフトールに固定して1-アリールエタノールに代表される基質13種類を用いてエナンチオ選択的酸化反応を検証したところ,いずれもS配置の基質アルコールが優先的に酸化されR配置の基質アルコールが回収される形で分割が実現された。R体の鏡像体過剰率(ee)は73~99%を達成し,収率は酸化成績体の変換収率として50~60%台,R体アルコールの回収率として30~40%であった。
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分類 (2件):
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その他の触媒  ,  反応の立体化学 
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