抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本建物は地上5階建の最新式の大型チョコレート工場である。生産ラインの計画によって,基準スパンはRC造としてはやや大きなスパン(11.25~14.5m)が要求されたため,短辺方向の梁をPRC造としている。また,長辺方向の架構においても,建物内を構内通路が貫通するために一部の柱を無くし,2スパン分(16m)のPRC造梁としている。施工の合理化を目的として,床構造にはプレストレスを使用した合成床板工法を採用し,隣接する大梁間に床板を直接受け渡す計画とした。本計画は稼働している工場敷地内での工事で,隣接して稼働する工場棟があり,かつ建物内を貫通する構内通路を使用しながらの施工計画が要求された。とくに隣接する工場との距離が小さく,大型の揚重機が設置できないため,先組鉄筋とシステム型枠を使用した場所打ちの計画が考えられた。長辺方向のRC造架構全長が153mと長大であるため,全体を7工区に分割し,1フロア22日の基準工程にPC緊張工事を組み込んだサイクル工程とした。(著者抄録)