抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ワイヤレス電力伝送技術が注目されている。小出力で近接型の充電システムが市場に普及しはじめ,中・長ギャップ間を給電する共振を積極活用したワイヤレス給電技術については,研究開発が加速している。これらは今後高出力化に向けた研究開発が進められると考えられる。一方ギャップを介して給電されるイメージにより効率の低さや待機電力の増大が心配されている。しかし,電磁誘導を利用するワイヤレス給電では効率重視の視点でシステム構成や設計を最適化すれば,スイッチング電源等の高周波インバータを利用するシステムと同等レベルの効率に近づけられる。本稿では効率の一般論を述べた後,スイッチング電源とワイヤレス給電の本質的な差異を述べ,効率に関わる要素とその特性を述べる。kHz帯,MHz帯での実証特性を示し高効率が可能なことを示す。併せて,ワイヤレス給電における待機電力の定義と削減方針を簡単に述べる。(著者抄録)