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J-GLOBAL ID:201102226147731998   整理番号:11A1543285

β2アドレナリン受容体とGsタンパク質が作る複合体の結晶構造

Crystal structure of the β2 adrenergic receptor-Gs protein complex
著者 (21件):
資料名:
巻: 477  号: 7366  ページ: 549-555  発行年: 2011年09月29日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Gタンパク質共役受容体(GPCR)は,ホルモンや神経伝達物質,また視覚や嗅覚,味覚への刺激の検知に対する細胞反応の多くを担っている。GPCRシグナル伝達は,アゴニストが結合した受容体によるヘテロ三量体GTP結合タンパク質(Gタンパク質)の活性化によっている。アデニル酸シクラーゼ刺激性Gタンパク質Gsのβ2アドレナリン受容体(β2AR)による活性化は,長い間GPCRシグナル伝達のモデル系だった。今回我々は,アゴニストが結合した単量体β2ARとヌクレオチドが結合していないGsヘテロ三量体からなる,活性化状態の三元複合体の結晶構造を示す。β2ARとGsの間の主な相互作用には,Gsのアミノ末端とカルボキシル末端のαヘリックスに加えて,ヌクレオチド結合ポケットへ伝搬していくコンホメーション変化がかかわっている。β2ARの最も大きな構造変化としては,膜貫通セグメント6(TM6)の細胞質側末端の14Åにわたる外側への移動と,TM5の細胞質側末端αヘリックスの伸長が挙げられる。最も意外な知見は,Gαsのαヘリックスドメインが,Ras様GTPアーゼドメインに対して大きく転位することである。この結晶構造は,GPCRによる膜を介したシグナル伝達の初めての高分解能の描像である。Copyright Nature Publishing Group 2011
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細胞膜の受容体  ,  分子構造 
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