抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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機能改変困難性をもつ耐タンパーソフトウェアを作成する方法を提案する。提案方法は,自己書換えによる命令の偽装と自己インテグリティ検証とを組み合わせた要素技術と,その要素技術を複数回適用し要素技術それぞれが相互依存するように構成する方法に基づく。提案方法で作成された耐タンパーソフトウェアは,命令が本来とは異なる命令に偽装されており,実行時に,動的解析をアンチデバッギング技術で検出・妨害することと,自分のインテグリティの検証と,検証結果に応じて動的に自己書換え対象を定めて実行する自己書換えを繰り返しながら処理を進める。改変を検出すると,改変に応じて変化する,本来の動作とは異なる自己破壊的動作を連鎖的に発生するため,攻撃者の解析と改変を従来の方法より強く妨げる。自己インテグリティ検証あるいは命令偽装の回数を増やすことで機能改変困難性を強めることができる。(著者抄録)