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J-GLOBAL ID：201102226506466600   整理番号：11A1689649

軽金属へのマイクロ波加熱の高度利用技術

著者 (1件)： 吉川昇 (東北大 大学院環境科学研究科)
資料名： 軽金属  (Journal of Japan Institute of Light Metals)
巻： 61  号： 8  ページ： 404-409  発行年： 2011年08月30日 
JST資料番号： F0772A  ISSN： 0451-5994  CODEN： KEIKA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 金属マイクロ波加熱の基礎事項を説明し,マイクロ波加熱を利用した軽金属の焼結や燃焼合成による軽金属複合材料の作製について紹介した。マイクロ波の加熱機構には,誘電加熱,磁気加熱,誘導加熱機構があり,金属のような導電性物質では表面に表皮(渦)電流が誘起され,ジュール熱が発生する。加熱方式にはシングルモード,電場・磁場分離加熱,サセプタ(ハイブリッド)加熱等がある。緻密な焼結体を得るにはハイブリッド加熱法が有効であり,Al,Mg,Ti等の研究が報告されている。軽金属は活性金属であり,燃焼合成反応により金属/セラミックス複合材料を作製するために用いられる。マイクロ波加熱によりセラミックプリフォームへ溶融Alを含浸させ,Al-SiC金属基複合材料を製造する研究を紹介した。

シソーラス用語： *マイクロ波加熱 ,  軽金属 ,  *焼結 ,  燃焼合成 ,  *複合材料 ,  誘電加熱 ,  誘導加熱 ,  ハイブリッド方式 ,  緻密化 ,  *アルミニウム ,  溶浸 ,  炭化ケイ素 ,  プリフォーム

分類 (1件)： 圧粉,焼結  (WC02030X)

引用文献 (35件)：

• 1) J. M. Osepchuk: IEEE Trans. Microwave Theory and Techniques, Vol. MTT32, [9], Sept. (1984), 1200–1224. http://www.gallawa.com/microtech/history.html (browsed in Aug. 2010)
• 2) J. D. Katz: Annu. Rev. Mater. Sci., 22 (1992), 153–170.
• 3) K. S. Chang, D. K. Suh, C. B. Lee, W. W. Eom, J. J. Cha, D. W. Kim and H. J. Ha: Vac. Electro. Conf., (2002), IV, IVEC2002, 3^rd, IEEE International, p. 7–8.
• 4) P. E. Glaser: Science, 162 (1968), 857–861. http://en.wikipedia.org/wiki/Space-based_solar_power
• 5) R. A. Henderson: Acta Astronautica, 7 [4–5], (1980), 499–511.

タイトルに関連する用語 (2件)： 軽金属 ,  マイクロ波加熱