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J-GLOBAL ID:201102226745999237   整理番号:11A1053994

星状細胞腫における高メチル化によるWIF-1の下方制御

Downregulation of WIF-1 by hypermethylation in astrocytomas
著者 (10件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 418-425  発行年: 2010年 
JST資料番号: C2551A  ISSN: 1672-9145  CODEN: ABBSC2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オーストラリア (AUS)  言語: 英語 (EN)
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Wnt阻害因子-1(WIF-1)は,Wntアンタゴニスト及びがん抑制因子として作用するが,WIF-1遺伝子プロモーターの高メチル化及びWIF-1の低発現は,Wntシグナリングを異常に活性化し,いくつかのヒト腫瘍の発生を誘導する。RT-PCR法,免疫組織化学及びメチル化特異的PCR法を用いて4つの正常な脳組織,35の切除したての星状細胞腫組織及び4つのグリア芽腫由来細胞株におけるWIF-1の発現及びメチル化を分析した。正常脳組織に比べて,星状細胞腫組織におけるWIF-1mRNA及び蛋白質発現レベルの有意な下方制御が観察された。星状細胞腫のWIF-1下方制御と病理学的なグレード間での有意な関連性が見られた。35腫瘍試料中19試料にWIF-1遺伝子の異常なメチル化が見られた(54.29%)。プロモーターメチル化腫瘍は,低いWIF-1蛋白質及びmRNA発現を示し,一方,プロモーターの非メチル化発現は,高い蛋白質及びmRNA発現レベルを示した。また4つの細胞株の中でWIF-1mRNA発現が全くなく,一方脱メチル化試薬である5-アザ-2’デオキシシチジン処理によってWIF-1発現が回復した。以上の結果から,WIF-1遺伝子は,星状細胞腫において異常なプロモーターのメチル化によって頻繁に抑圧されていることを示唆した。この現象は星状細胞腫発癌において重要な機構である可能性がある。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (2件):
分類
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細胞生理一般  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
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