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J-GLOBAL ID：201102227082517973   整理番号：11A0584327

ジンケート処理の代替とした粗化処理を用いたアルミニウム上への電気ニッケルめっき

Nickel Electro-Plating on Aluminum using the Etching Pre-treatment Instead of Zincate Treatment

著者 (6件)： 馬場邦人 (関東学院大 大学院工学研究科) ,  和久田陽平 (関東学院大 大学院工学研究科) ,  齋藤裕一 (関東学院大 表面工学研) ,  渡辺充広 (関東学院大 表面工学研) ,  本間英夫 (関東学院大 表面工学研) ,  本間英夫 (関東学院大 工)
資料名： 材料の科学と工学  (Materials Science and Technology of Japan)
巻： 48  号： 1  ページ： 40-45  発行年： 2011年02月20日 
JST資料番号： G0788A  ISSN： 1347-4774  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 酸性粗化溶液を用いてアルミニウム表面を粗化して凹凸を形成し,粗化表面に電気ニッケルめっきを施した。めっき皮膜の密着強度や半田耐熱性に及ぼす表面粗化の影響を調べ,従来のジンケート処理と比較した。基材にはAl-Mg合金(A5052)を用い,脱脂,酸活性,塩酸及び硫酸銅溶液による粗化,銅剥離の各処理を施した後,ワット浴でニッケルめっき皮膜を形成した。Al表面に及ぼす粗化処理の影響をSEMにより分析し,浸漬時間と表面粗さの関係を求めた。粗化処理によりAl表面には複雑な凹凸が形成され,物理的アンカー効果により2.6kN/mの密着力を持つ高いニッケルめっきが可能であった。また260°Cの半田耐熱試験で60秒以上の耐熱性を示し,ジンケート処理よりも高い耐性を有した。

シソーラス用語： 表面処理 ,  *アルミニウム ,  *ニッケルめっき ,  電気めっき ,  *めっき皮膜 ,  付着力 ,  耐熱性 ,  はんだ ,  亜鉛めっき ,  *アルミニウム合金 ,  硫酸銅 ,  塩酸 ,  水溶液 ,  ワット浴 ,  表面粗さ
準シソーラス用語： JISA5052 ,  ジンケート処理 ,  *粗化

分類 (1件)： 電気めっき  (WC08023B)

引用文献 (6件)：

• 田代雄彦. 表面技術. 1994, 45, 7, 720
• 森河務. 表面技術. 2008, 59, 4, 247
• 渡辺充広. エレクトロニクス実装学会誌. 2007, 10, 2, 135-139
• 渡辺充広. 最先端表面処理技術のすべて. 2006, 294
• 春山志郎. 表面技術者のための電気化学. 2005, 37

タイトルに関連する用語 (5件)： ジンケート処理 ,  代替 ,  粗化 ,  アルミニウム ,  ニッケルめっき