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J-GLOBAL ID:201102227266209805   整理番号:11A0655602

2重螺旋DNAの自己組織単一層透過よる電子のスピン選択性

Spin Selectivity in Electron Transmission Through Self-Assembled Monolayers of Double-Stranded DNA
著者 (8件):
資料名:
巻: 331  号: 6019  ページ: 894-897  発行年: 2011年02月18日 
JST資料番号: E0078A  ISSN: 0036-8075  CODEN: SCIEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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電子輸送プロセスにおいて,スピン効果は,通常,磁性材料又はスピン-軌道結合が強い重原子を含むシステムにおいて見られる。有機分子は,スピン-軌道相互作用が弱いので,スピン選択特性を求める材料の候補とは見られていない。ここでは,金基板上の78bp2重螺旋DNAの自己組織単一層を通過する時計回り,反時計回り,及び線形偏光励起電子のスピン選択的な輸送に関する実験について報告する。透過電子のスピンをMott偏光計により直接測定したところ,各偏光に対する光電子の平均偏極Pは,室温でそれぞれ-(55±7)%,-(61±6)%,及び-(57±6)%で,他の既知のスピンフィルタの104倍高く,偏光にほぼ独立であった。2重鎖DNAの長さが,電子スピン偏極の絶対値を増加する傾向があった。この結果から,スピンが,生物系の電子-DNA相互作用に重要な役割を果たしていると思われ,自然界のエナンチオ選択性の新しい解釈の可能性を開くとともに,カイラル分子の自己組織化単一層の室温でのスピントロニクスへの応用の可能性が示される。
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分類 (2件):
分類
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光電デバイス一般  ,  界面の電気的性質一般 

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