抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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橋脚の耐震補強工として,従来は鋼矢板等の土留め,仮締切で作業空間を確保し,既設橋脚をコンクリートや鋼板で巻き立てる方法が主流であったが,空頭制限が厳しい環境では鋼矢板の繋ぎ箇所数の増加に伴い工費や工期が増大すること,流水部においては施工中,施工後の河積阻害などの問題がある。これらの課題を解決すべく「ピアーリフレ工法」が開発された。「ピアーリフレ工法」は,補強鋼板を既設橋脚に巻き立て,圧入し,水中不分離型無収縮モルタルにより橋脚と一体化することにより,その耐震性能の向上を図るものである。本稿では,和歌山県海南市の和歌山自動車道「亀の川橋」での施工例を紹介した。RC橋脚の耐震補強に「ピアーリフレ工法」を採用することにより,従来工法では課題の多い橋脚に対して,安全で経済的に耐震補強ができるようになった。