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J-GLOBAL ID：201102228263066805   整理番号：11A0516736

覚醒状態での海馬での記憶再生 記憶の固定と想起に関する可能な基盤

Hippocampal replay in the awake state: a potential substrate for memory consolidation and retrieval

著者 (3件)： CARR Margaret F (Univ. California, California, USA) ,  JADHAV Shantanu P (Univ. California, California, USA) ,  FRANK Loren M (Univ. California, California, USA)
資料名： Nature Neuroscience  (Nature Neuroscience)
巻： 14  号： 2  ページ： 147-153  発行年： 2011年02月 
JST資料番号： W1370A  ISSN： 1097-6256  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 海馬は出来事記憶のエンコードと固定と想起に必要である。その機構は部分的にしか理解されていなかったが,最近の一連の研究により,覚醒時の記憶再生が固定と想起に寄与することが示された。以前の経験で行動した軌跡を表現する海馬の場所細胞が,覚醒時に頻繁に次々と再活性化し,特に運動不活発時に顕著だった。そして,この表現される軌跡は,現在の環境または以前訪れた遠くの環境を通る軌跡を反映しているようだった。学習された順序を短時間に圧縮して繰り返すので,海馬を超えた神経回路への記憶固定を促進するのに適しており,以前から言われていた睡眠時だけでなく覚醒時にも固定が起こることが示唆された。さらに,覚醒時再生の内容は知覚情報に影響されるので,記憶想起でも覚醒時再生が寄与すると示唆された。

シソーラス用語： 想起 ,  記憶 ,  ニューロン ,  トド ,  *記憶再生 ,  *覚醒 ,  ラット ,  活動電位 ,  場所細胞 ,  記憶固定化 ,  ネズミ亜目 ,  電気生理
準シソーラス用語： 記憶の固定

分類 (1件)： 中枢神経系  (EJ12030F)

タイトルに関連する用語 (6件)： 覚醒状態 ,  海馬 ,  記憶再生 ,  記憶の固定 ,  想起 ,  基盤