抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では,欧州で成立した観光情報学の研究動向に関する先行研究を概観した。研究動向分析法としては質的調査及び量的調査のアプローチがあるが,観光情報学関連では前者に関する先行研究がほとんどない。次に,観光情報学に関する国際学会組織IFITT(International Federation for IT and Travel & Tourism),及びその国際学術会議ENTER(The International Conference on IT and Travel & Tourism)について述べた。日本で創設された観光情報学会はITITTと連携協定を結び,その結果として2007年3月にITITTの日本支部が発足した。実際にITITTの研究動向を調べるために1994~2011までのENTERのProceedingsに収録されたFull Paper793本を対象に,1)投稿論文件数,2)投稿論文執筆者,3)投稿論文組織を調査した。特に,2006~2008年における182件と2011年における48件のFull Paperの研究領域を分析し,横軸にBtoB,BtoC,CtoC,縦軸に下からSystem,Web,Mobileと置いた二軸にプロットすることで,CGM(Consumer Generated Media)研究領域の重要性が増大していることが確かめられた。