抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高速液体クロマトグラフィーのハードウェアについて,体系的に技術的説明を加える本特集号の内容の1つとして,試料導入装置について扱った。まず,試料導入装置の定義をJIS K 0124,高速液体クロマトグラフィー通則に則り説明し,試料の導入が歴史的にマニュアルインジェクターからオートサンプラーを使う手法に移ってきたことを説明した。そこで,マニュアルインジェクターについて,その基本原理をマイクロシリンジ計量方式と,試料ループ計量方式とに分けてその違いを説明し,得失を論じた。ついで,オートサンプラーについて説明した。オートサンプラーはマニュアルインジェクターの動作を自動化した装置であるが,方式,細部の構造が種々あることを説明した後,方式を試料計量方法による分類,カラムへの導入方法による分類をして示し,違いを説明した。ついで,オートサンプラーにおけるキャリーオーバーの問題が重要性を増していることを説明し,その抑制について,原因と抑制策に分けて詳細に説明した