文献

J-GLOBAL ID：201102228610657061   整理番号：11A0787309

バイオマス変換プラットフォームの構築を目指した高効率糖化発酵プロセスの開発

著者 (9件)： 渡辺隆司 (京大 生存圏研) ,  渡辺隆司 (京大 生存基盤科学研究ユニット) ,  小瀧努 (京大 エネルギー理工学研) ,  牧野圭祐 (京大 エネルギー理工学研) ,  中村嘉利 (徳島大 大学院ソシオテクノサイエンス研究部) ,  本田与一 (京大 生存圏研) ,  渡邊崇人 (京大 生存圏研) ,  渡邊誠也 (京大 エネルギー理工学研) ,  佐々木千鶴 (京大 生存圏研)
資料名： 京都大学生存基盤科学研究ユニット研究成果報告書  (ISS Report)
巻： 2007  ページ： 53-58  発行年： 2008年06月30日 
JST資料番号： L8050A  ISSN： 1883-0293  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： バイオマス変換プラットフォームの構築を目的として,バイオマスの前処理,酵素糖化,酵母の分子育種を組み入れた高効率糖化プロセスの構築を目指した。選抜した担子菌(白色腐朽菌)や,新規開発マイクロ波水熱処理による前処理バイオマス(もうそう竹,バガス)のセルラーゼ酵素糖化,およびこれらを原料にしたε-ポリリジン,エタノール生産は,市販グルコース原料の場合に比して,ほぼ遜色のない結果を得た。木質バイオマスの発酵阻害物質は白色腐朽菌のラッカーゼ(1)により軽減されることと(1)が新規であることをcDNAのBLAST解析から明らかにした。蛋白質工学により,補酵素をNADPH+/NADP系に統一し,キシロースレダクターゼ,およびキシリトール脱水素酵素を付与した遺伝子組換えSaccharomyces cerevisiaeのペントース資化能の獲得と,キシロース発酵によるエタノール変換の効率化の原因を推定した。また高エタノール耐性酵母を獲得し,耐性関与遺伝子を解析した。

シソーラス用語： エタノール発酵 ,  糖化 ,  前処理 ,  木材腐朽菌 ,  マイクロ波照射 ,  タンパク質工学 ,  耐化学性 ,  耐性菌 ,  *バイオマス ,  *木質材料 ,  リグニン ,  マダケ属 ,  バガス ,  Streptomyces ,  担子菌類 ,  Saccharomyces cerevisiae ,  スクリーニング ,  遺伝子 ,  突然変異体 ,  分離育種 ,  プラットフォーム【通信】 ,  脂肪族アルコール ,  ペントース ,  アルドース ,  *木質バイオマス
準シソーラス用語： Ceriporiopsis ,  Phelinus ,  Streptomyces albulus ,  エタノール耐性 ,  モウソウチク ,  交換プラットホーム ,  選抜育種

分類 (2件)： 微生物代謝産物の生産  (FK03020A) ,  資源回収利用  (SC05060V)

物質索引 (2件)： エタノール ,  キシロース

タイトルに関連する用語 (7件)： バイオマス変換 ,  プラットフォーム ,  構築 ,  高効率 ,  糖化 ,  発酵プロセス ,  開発