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J-GLOBAL ID:201102228631042130   整理番号:11A1938739

インフルエンザの病原性及びインフルエンザ誘導多臓器不全における宿主細胞プロテアーゼの役割

Role of host cellular proteases in the pathogenesis of influenza and influenza-induced multiple organ failure
著者 (9件):
資料名:
巻: 1824  号:ページ: 186-194  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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インフルエンザAウイルス(IAV)ゲノムはウイルス血球凝集素(HA)外被糖蛋白質前駆体に対するプロセシングプロテアーゼを持たないので,このウイルスの細胞への侵入及びIAVの感染性臓器親和性は,宿主細胞のトリプシン型HAプロセシングプロテアーゼにより主として決定される。気道における季節的IAVに対する複数の分泌型HAプロセシングプロテアーゼ,及び高病原性トリインフルエンザ(HPAI)ウイルスが報告されている。最近,季節的IAV及びHPAIに対する及び他のHAプロセシングプロテアーゼが,膜画分に同定された。これらのプロテアーゼは,ウイルスの侵入及び出芽時にウイルス増殖を蛋白質分解的に活性化する。IAV病原性における宿主細胞プロテアーゼの役割に加えて,IAV感染は,誘導炎症性サイトカインを介して様々な器官及び細胞,特に内皮細胞における細胞トリプシン及びマトリックスメタロプロテイナーゼ9の顕著なアップレギュレーションをもたらす。これらの宿主細胞因子はインフルエンザウイルス-サイトカイン-プロテアーゼサイクルとして互いに相互作用し,重篤なインフルエンザにおいて血管透過性亢進及び多臓器不全を誘導する主要な機構である。このミニレビューでは,IAVの病原性における細胞プロテアーゼの役割を論じ,IAV感染の防除に対する効果的な標的としてのトリプシンのアップレギュレーションの分子機構に焦点を当てた。本稿は,リソソーム発見後の蛋白質分解50年という表題の特集号の一部分である。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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酵素一般  ,  ウイルス感染の生理と病原性 

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