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J-GLOBAL ID：201102229118021158   整理番号：11A1869609

不法投棄現場のVOC汚染地下水の浄化プロセスの評価とその対策に関する研究

ANALYSIS OF REMEDIATION PROCESS OF THE GROUDWATER COTAMINATION IN AN ILLEGAL DUMPING SITE

著者 (4件)： 西田憲一 (三重県 環境森林部) ,  西田憲一 (北大 大学院工学院) ,  古市徹 (北大 大学院工学研究院) ,  石井一英 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 環境システム研究論文集  (土木学会論文集 G(環境))
巻： 39  ページ： II.489-II.499  発行年： 2011年10月22日 
JST資料番号： Y0732B  ISSN： 1345-9597  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年は産業廃棄物の不法投棄件数や量は漸減傾向で,2009年度は新たに判明した件数は579件,量は5.7万トンであった。然し従来の不法投棄で残置する産業廃棄物が原因の地下水汚濁は,原位置浄化プロセスが廃棄物の全量撤去に比べ社会的必要性が高い。三重県桑名市の不法投棄現場で複数の揮発性有機化合物(VOC)で汚濁した地下水を揚水循環工法で5年に亘り浄水した。ジクロロメタンや1,2-ジクロロエタン,トリクロロエタン,テトラクロロエチレン,1,3-ジクロロプロパン,ベンゼンを浄化し,VOCを総合的に評価する加重平均濃度や等濃度分布図を作成して地下水浄化過程を解析した。汚濁物質の残留個所を特定して計画を見直し,追加的な浄化促進対策の必要性を検討した。

シソーラス用語： 産業廃棄物 ,  地中処分 ,  *地下水汚濁 ,  修復活動 ,  揚水試験 ,  廃水処理 ,  *物理的水処理 ,  原位置試験 ,  水質試験 ,  公害対策 ,  *脂肪族塩素化合物 ,  プロセス解析 ,  *犯罪 ,  オレフィン化合物 ,  芳香族炭化水素 ,  *不法投棄 ,  トリクロロエタン類
準シソーラス用語： トリクロロエタン

分類 (4件)： 下水,廃水の物理的処理  (SC03040L) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W) ,  用水の物理的処理  (SC02030T) ,  ごみ処理  (SC05030O)

物質索引 (5件)： 1,2-ジクロロエタン ,  1,3-ジクロロプロパン ,  ジクロロメタン ,  テトラクロロエチレン ,  ベンゼン

引用文献 (11件)：

• 1) 環境省報道発表資料:産業廃棄物の不法投棄の状況(平成21年度)について,平成22年12.月27日.
• 2) 環境省HP:産廃特措法に基づく特定支障除去等事業について,http://www.env.go.jp/recycle/ill_dum/tokuso.html
• 3) 財団法人産業廃棄物処理事業振興財団:不法投棄及び不適正処理現場の対策と技術,pp.94-1,26,2010.
• 4) 古市徹,谷川昇,石井一英,金相烈:廃棄物の不法投棄対策への総合的・体系的アプローチ,廃棄物学会誌,VoL18,No.2, pp.77-83, 2007.
• 5) 平田建正,前川統一郎監修:土壌・地下水汚染一原位置浄化技術の開発と実用化,CMC出版,2004

タイトルに関連する用語 (9件)： 不法投棄 ,  現場 ,  VOC ,  汚染地下水 ,  浄化 ,  プロセス ,  評価 ,  対策 ,  研究