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J-GLOBAL ID：201102229321286540   整理番号：11A1062345

自然由来の重金属による汚染岩石の地盤汚染対策工に関する研究

著者 (6件)： 伊東佳彦 (土木研 寒地土木研) ,  日下部祐基 (土木研 寒地土木研) ,  岡崎健治 (土木研 寒地土木研) ,  田本修一 (土木研 寒地土木研) ,  中川伸一 (土木研 寒地土木研) ,  五十嵐敏文 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 土木研究所共同研究報告書  (Cooperative Research Report of PWRI)
号： 420  ページ： 28P  発行年： 2011年04月 
JST資料番号： J0359A  ISSN： 0386-5878  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,合理的・経済的な重金属汚染対策工法の構築を目的として,砒素が溶出する岩石を用いた覆土による重金属汚染対策工法に関する実験的な検討を行った。試験の内容は,覆土材料を重金属移行抑止層として敷土に用いた場合,その有効性を評価するための吸着試験,逐次溶出試験であって,これらの結果をもとに敷土底部より漏洩する砒素の溶出・拡散評価を行った。その結果,覆土材料に使用した床掘土及び購入土は,砒素の吸着能を有し,砒素の固液相関濃度をヘンリー式で仮定することにより表現が可能となった。そして,細粒分を含む現地発生土を用いることにより,砒素漏洩濃度の低減が可能であったことから,現地発生土の吸着効果を利用した処理対策が有効であることが明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： *重金属汚染 ,  土壌 ,  ヒ素 ,  *土壌汚染 ,  *汚染防止 ,  浸出液 ,  吸着 ,  成因 ,  溶出試験【化学物質】
準シソーラス用語： 汚染対策 ,  現地発生土 ,  自然由来 ,  覆土

分類 (1件)： 重金属とその化合物一般  (SB05021R)

引用文献 (5件)：

• 1) Vmk BW : Stability relations of antimony and arsenic compounds in the light of revised and extended Eh - pH diagrams. Chem Geol, Vol .130, pp. 21-30, 1996.
• 2) 田本修一、岡嶬鍵治、阿南修司、伊東佳彦: 酸性化した溶出水による岩石ずりの重金属類溶出量評価に関する考察、第8回環境地盤工学シンポジウム発表論文集、pp.203-208、2009.
• 3) (独)土木研究所: 建設工事で遭遇する地盤汚染対応マニュアル、123p、鹿島出版会、2004.
• 4) The International Ash Working Group : Municipal Solid Waste Incinerator Residues, Elsevier, 974p, 1997.
• 5) Bear, Y: Hydraulics of Groundwater, McGraw Hill., 1979.

タイトルに関連する用語 (7件)： 自然由来 ,  重金属 ,  汚染 ,  岩石 ,  地盤 ,  対策工 ,  研究