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J-GLOBAL ID：201102229648315489   整理番号：11A1679296

北陸地域に多発する大豆しわ粒の発生防止技術の開発 I編 大豆しわ粒発生機構の解明 第3章 作物栄養条件がしわ粒発生に及ぼす影響の解明 1.ミネラル等の養分過不足がしわ粒発生に及ぼす影響

著者 (4件)： 関口哲生 (農業・生物系特定産業技術研究機構 中央農総研セ) ,  小原洋 (農環研 農業環境インベントリーセ) ,  新良力也 (農業・生物系特定産業技術研究機構 中央農総研セ) ,  亀川健一
資料名： ファーミングシステム研究  (Farming System Research)
号： 10  ページ： 35-49  発行年： 2011年09月30日 
JST資料番号： L3781A  ISSN： 1345-0603  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ダイズのちりめんじわ発生条件を解明するため,栽培試験を行い以下の結果を得た。1)切葉処理(早期落葉モデル);子実肥大後期を中心に,切葉量が多いほどしわ発生率が増加する一方,摘莢によるシンク制限によって落葉を遅延した場合発生は減少した。従って子実肥大後期のソース不足がしわ発生の原因であることが示唆された。2)消石灰・配合肥料施用の有無;ダイズ連作の圃場試験で粒量やしわ発生に影響するかを検討した結果,無施用でしわ発生が増加するなど,土壌養分条件が影響することが分かった。3)上記無施用区でしわ発生が高い土壌を用いたポット試験;消石灰の十分な施用によってしわ発生が防げることが示唆された。

シソーラス用語： 圃場試験 ,  *ダイズ ,  *皺 ,  北陸地方 ,  *種子 ,  *植物栄養 ,  無機質 ,  *条件 ,  ポット試験 ,  落葉 ,  施肥 ,  消石灰 ,  複合肥料 ,  植物栄養素 ,  連作 ,  作物収量
準シソーラス用語： *しわ粒 ,  ちりめんじわ ,  *栽培条件 ,  子実 ,  土壌養分

分類 (3件)： 豆類  (FC03035U) ,  植物栄養  (EH02060B) ,  施肥法・肥効  (FB05030Y)

引用文献 (12件)：

• 1.相澤直樹・島田信二・小林秀明(2005)カルシウム施用がダイズのしわ粒発生に及ぼす影響.日本作物学会紀事,74(別1),34-35
• 2. Fehr, W. R. and C. E. Caviness (1977) Stages of soybean development. Iowa Agric. Exp Stn. Spec. Rep. , 80
• 3.樋口博也(2005)ウコンノメイガによる葉の食害が大豆の生育と収量に及ぼす影響目本応用 動物昆虫学会誌,27,203-210
• 4.井上健一・高橋正樹(2006)ダイズ子実肥大期の生育経過としわ粒発生率の関係.北陸作物学 会報,41,96-99
• 5.南雲芳文・土田徹・高橋能彦(2006)大豆培土期における窒素追肥がしわ粒発生に及ぼす影響について,土肥要旨集,52,149

タイトルに関連する用語 (8件)： 北陸 ,  地域 ,  大豆 ,  しわ ,  開発 ,  作物 ,  栄養条件 ,  ミネラル