文献

J-GLOBAL ID：201102229649953357   整理番号：11A0935395

白金電極についての最小質量の電位の発見

Discovery of the Potential of Minimum Mass for Platinum Electrodes

著者 (4件)： JERKIEWICZ Gregory (Queen’s Univ., ON, CAN) ,  VATANKHAH Gholamreza (Univ. Sherbrooke, QC, CAN) ,  TANAKA Shin-ichi (Queen’s Univ., ON, CAN) ,  LESSARD Jean (Univ. Sherbrooke, QC, CAN)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 27  号： 7  ページ： 4220-4226  発行年： 2011年04月05日 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 白金電極面におけるHのアンダポテンシャル析出の機構を電気化学的水晶ナノ天秤(EQCN)で調べた。HClO₄及びNaOH水溶液中で,Pt電極界面におけるH₂Oの質量が最小となる最小質量電位E_pmmが存在する。E_pmmの値は電気吸着したH(H_u,アンダポテンシャル析出水素)の飽和層の完成及びH₂(g)の電気酸化の開始と一致する。E_pmmの値とPt/電解質界面の構造を,H₃O⁺,H_u,H_o(オーバーポテンシャル析出水素,H₂(g)が電解生成する前の中間体)及びH₂Oとアニオンとの相互作用に基づいて考察した。Pt表面格子に埋め込まれたH_u層は表面双極子-水双極子及び表面電荷-水双極子の相互作用を減じ,Ptの濡れ能力を削減する。従って,H₃O⁺の電気酸化よりも先にH₂(g)の生成におけるH₃O⁺の放電が容易に進む。これは,電極界面においてH₃O⁺がH₂O分子を置換する必要が無いためである。

シソーラス用語： *水電解 ,  *白金電極 ,  水素 ,  センサ ,  水 ,  *電極電位 ,  ヒドロニウムイオン ,  過塩素酸 ,  水酸化ナトリウム ,  イオン間相互作用 ,  アニオン ,  カチオン ,  放電 ,  吸着 ,  濡れ ,  双極子 ,  双極子相互作用 ,  表面電荷 ,  アノード酸化
準シソーラス用語： *アンダーポテンシャル析出 ,  水晶天秤センサ ,  濡れ性 ,  双極子-双極子相互作用 ,  電極酸化

分類 (3件)： 電極過程  (CB07040U) ,  固-液界面  (CB12050B) ,  界面の電気的性質一般  (BM03081H)

タイトルに関連する用語 (4件)： 白金電極 ,  質量 ,  電位 ,  発見