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J-GLOBAL ID:201102229745336385   整理番号:11A0842424

「近年の豪雨災害と災害情報を巡る課題」

著者 (1件):
資料名:
巻: 62  号:ページ: 527-532 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: G0185A  ISSN: 0037-105X  CODEN: SEKEAI  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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災害情報を使って被害軽減することが研究テーマである。防災にはハードとソフトの防災があり,災害情報はソフトに属する。ソフト防災で軽減できるのは人的被害である。まず,人的被害の状況を知ること。豪雨災害では多くのパターンがある。土砂災害の土石流では2003年7月がれき流が1kmほど流れ,15名ほど亡くなった。2004年の台風23号では洪水で家が流され2名ほど亡くなった。これは最近珍しい例である。最近は車で移動中,洪水で無くなる例が多い。水深50cm,流速1m/sで歩けなくなり,20-30cmで車は動かなくなり,50-60cmで浮かび始めるとの結果がある。流れがあるところでは,浅い水でも注意しなくてはならない。避難は大切であるが,状況を見て,基礎知識を持って判断しなくてはならない。過去5年の豪雨災害では307の犠牲者があった。1/3は土砂災害,1/4は洪水によるもの,1/4は見回りなどに出て亡くなる事故型であった。土砂災害は早期避難ができれば大きな効果があるが,避難先が被災する場合もある。2009年8月の水害では全国で死者行方不明が27名あった。兵庫県では22名であった。ここでは台風の進路によらないところで起こっていた。また,避難途上の犠牲者が多かった。近年,気象庁だけでなく,国交省河川関係の観測点も増え,さらに,気象レーダーからも雨量が推定でき,防災情報が充実している。この防災情報利用するのが大切だ。一般の人がこれを使いこの合うのを期待するのは無理だ。防災にはハードの防災と,ソフトの防災がある。ハードの防災は成果が分りやすく,効果が見える。ソフトの防災は,すなわち防災情報を使ったやり方は,使う者のその情報を使いこなそうとする努力が必要である。これらは,マニュアル的な知識に振り回されず,それぞれの地域,状況を具体的イメージにして考えていくべきである。
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分類 (2件):
分類
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自然災害  ,  洪水対策 
タイトルに関連する用語 (2件):
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