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J-GLOBAL ID：201102229770086792   整理番号：11A1246952

東京スカイツリーの耐震・耐風設計

著者 (4件)： 小西厚夫 (日建設計) ,  渡辺一成 (日建設計) ,  中西規夫 (日建設計) ,  江坂佳賢 (日建設計)
資料名： 地盤工学会誌  (Geotechnical Engineering Magazine)
巻： 59  号： 6  ページ： 50-51  発行年： 2011年06月01日 
JST資料番号： F0369A  ISSN： 1882-7276  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東京スカイツリーは,上部構造に鉄骨を採用して軽量化に努めた結果,基礎設計では引抜抵抗力の確保が課題となった。杭周面の摩擦に期待するSRC造連続地中壁による方式が,計画地が3面で接する鉄道に対する負荷が小さいこと,工期・コスト面で優位性があったこと等から採用された。大地震時の杭頭の鉛直変位によるタワーのロッキング変形を防ぐため,鉄骨造タワーとしての連続性を意図して,SRC造を採用した。耐風設計では,強風に取組むため,GPSゾンデによる高層風の観測を行なった。耐震設計では,地下逸散減衰の利用と上部構造へ十分な減衰力を付加する対策を講じることとした。上部構造の減衰力は,中央コアに設けた「心柱」を付加質量機構に利用した制震システムで賄うこととした。

シソーラス用語： *鉄塔 ,  *耐震設計 ,  *耐風設計 ,  上部構造 ,  鋼構造 ,  引抜抵抗 ,  地中連続壁 ,  鉄道 ,  河川 ,  近接工事 ,  大地震 ,  振動 ,  観測 ,  ダンパ
準シソーラス用語： GPSゾンデ観測 ,  SRC造連続地中壁 ,  ロッキング ,  制振ダンパ ,  *東京スカイツリー

分類 (1件)： その他の特殊構造物  (RA05020W)

引用文献 (3件)：

• 建設省. ハイパービルディング設計用風力. 1996
• 須田健一. ドップラーソーダによる自然観測値に基く風速プロファイルの推定に関して. 日本建築学会構造系論文集. 550, 31-38
• 成原弘之. 風荷重に対する高層鋼構造骨組の疲労設計. 日本建築学会構造系論文集. 465, 129-137

タイトルに関連する用語 (3件)： 東京スカイツリー ,  耐震 ,  耐風設計