抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1993年に白斑病ウイルス(WSSV)病気の流行以来過去10年以上に渡って,病気の病原体,病理,検出および診断法に関する多くの研究論文が発表された。最近の研究は主に感染機構,予防戦略の探索とWSSV感染の抑制に集中している。本研究の目的は,WSSVウサギ抗イディオタイプ抗体(Ab2)を製造すること,そのキャラクタリゼーションを分析すること,WSSV感染機構を研究する新しい方法を見つけることである。以前に製造した抗-WSSVエンベロープタンパクモノクローナル抗体(Ab1)を,カプリル酸-硫酸アンモニウム(CA-AS)とプロテインGアガロースを使って腹水から精製し,それからウサギを使って免疫化し,そして最後にCA-ASを使用してウサギ抗血清から精製してAb2を得た。Ab2は,酵素結合免疫吸着測定法(ELISA),間接蛍光抗体法(IIFA),ドットブロット,およびウェスタンブロットを使って特性を評価した。Ab2は特異的にAb1を認識して,Ab1と共にWSSVの結合を競合的に阻害することを示した。これは,Ab2は,WSSVと共にAb1に関し同じパラトープに対して競合し,そしてWSSVの内部イメージを表現していることを暗示する。一方,IIFAは,Ab2が中国エビ(Fenneropenaeus chinensis)の血球膜に結合することを立証した。ドットブロットとELISA両方の阻止実験の結果は,Ab2は血球膜にWSSVが結合するのをブロックすることを示した。ウェスタンブロットで,Ab2は,94.5,51.5,および27.0kDaの3つのタンパク質バンドを特異的に認識し,そして,それらは中国エビ血球膜上のWSSV結合タンパク質であると考察された。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST