抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】北京で,心血管疾患および脳血管障害による1日の死者数に及ぼす熱波の影響を調査する。【方法】1999年1月1日から2000年1月30日に,症例交差デザインを用い,心血管疾患および脳血管障害による1日の死者数に及ぼす5回の熱波の影響を調査した。熱波と急性心筋梗塞死関係も調査した。死亡の7日前をセルフコントロールの指標として選択した。さまざまな長さのリスク期間のOR値を計算した。最高OR値とその対応リスク期間を用い,心血管疾患および脳血管障害死の1日の数,遅延日数,およびそれらの期間に及ぼす熱波の影響を反映させた。【結果】調査期間中,5回の熱波があった。最初の熱波は9日間続き,最高気温は38.8°Cで,平均湿度は46.7%であった。心血管疾患死,脳血管障害死,および急性心筋梗塞死のOR値はそれぞれ,1.384(95%CI:1.128-1.697),1.776(95%CI:1.456-2.167),および1.276(95%CI:0.905-1.799)であった。2回目の熱波は3日間続き,最高気温が36.8°C,平均湿度が61.0%であった。3つの死因のOR値はそれぞれ,1.385(95%CI:0.678-2.826),1.300(95%CI:0.726-2.329),および2.000(95%CI:0.684-5.851)であった。3回目の熱波は7日間続き,最高気温が41.5°C,平均湿度が58.5%であった。心血管疾患,脳血管障害,および急性心筋梗塞による1日の死者数のOR値はそれぞれ,2.613(95%CI:2.116-3.228),2.317(95%CI:1.875-2.863),および3.088(95%CI:2.098-4.546)であった。4回目の熱波は3日間続き,最高気温が39.6°C,平均湿度が31.9%であった。・・・Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST