抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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亜熱帯における常緑広葉樹林の二次遷移機構を探究するため,中国,浙江省のQiandao湖地域のLaoshan島において皆伐後40年間に回復した二次林について,この群落における優勢木の群落構造,生存曲線及び空間分布パターンについて調査を行い分析した。Pinus massoniana(バビショウ,マツ科マツ属)群落は最高の重要性値(50.47%)を持ち,次いでLithocarpus glabra,Castanopsis sclerophylla,Cyclobalanopsis glauca群落であった。P.massonianaの群落構造は紡錐型で,樹齢-サイズクラス1及び2の個体数は非常に少なく,幼若樹は欠けており,減少傾向を示した;一方,L.glabra,C.sclerophylla,及びC.glaucaの群落構造はピラミッド型であった。静的生命表の分析に基づいて,小樹齢-サイズクラスのP.massoniana個体の枯死率はマイナスであることは,P.massoniana群落における実生は欠損し群落は減少傾向であった。P.massoniana群落の生存曲線は凸型であったが,L.glabra,C.sclerophylla及びC.glauca群落のそれはほぼ直線状であった。4優勢群落の異なる樹齢-サイズクラスの全体及び個々は全て集塊分布を呈した。要約すると,P.massoniana群落は減少傾向で安定型であり,L.glabra,C.sclerophylla,及びC.glauca群落は発展傾向の安定型であった。生態遷移過程において,群落は針葉樹-広葉樹林に発展し,最後は常緑広葉樹林になるであろう。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST