文献

J-GLOBAL ID：201102230739127284   整理番号：11A0121492

ガラスの化学的耐久性測定について

On determining chemical durability of glasses

著者 (4件)： FAGERLUND Susanne (Abo Akademi Univ., Turku, FIN) ,  EK Paul (Abo Akademi Univ., Turku, FIN) ,  HUPA Mikko (Abo Akademi Univ., Turku, FIN) ,  HUPA Leena (Abo Akademi Univ., Turku, FIN)
資料名： Glass Technology: European Journal of Glass Science and Technology Part A  (Glass Technology: European Journal of Glass Science and Technology Part A)
巻： 51  号： 6  ページ： 235-240  発行年： 2010年12月 
JST資料番号： C0168A  ISSN： 1753-3546  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 種々の実験条件におけるガラス溶解傾向に関する基本的情報を得るための方法の妥当性を試験する目的で,5つのガラスについて,静的および動的条件で水およびTRIS緩衝溶液中の溶解傾向を調べた。ISO719に従って加水分解試験を行った。同じ試験を,40,60および80°Cで行った。酸滴定前に室温でpHを測定し,ガラスからの溶出イオン濃度を分析した。その結果,静的条件では,溶解はArrhenius的に増加した。40~98°C間で支配的なアルカリイオン交換によりすべてのガラスで不一致溶解となった。98°Cではかなりの網目溶解があった。生体活性ガラスでは低い温度でも網目溶解があり,TRIS緩衝溶液中では生体活性ガラスだけが容易に溶解した。溶解機構は拡散律速を示唆するが,Eガラスとフロートガラスでは表面支配機構を示唆する。80°Cの動的条件ではソーダ石灰ガラスは一致溶解したが,アルミノケイ酸塩ガラスは不一致溶解であった。この方法は大きい範囲の化学的耐久性を示す組成に適合している。

シソーラス用語： *Eガラス ,  板ガラス ,  *ソーダ石灰ガラス ,  *アルミノケイ酸ガラス ,  *耐化学性 ,  *バイオセラミック ,  医療用ガラス ,  溶解
準シソーラス用語： バイオガラス ,  *フロート硝子

分類 (1件)： ガラスの性質・分析・試験  (YC02030Z)

タイトルに関連する用語 (2件)： ガラス ,  化学的耐久性