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J-GLOBAL ID：201102230874032579   整理番号：11A1525563

相分離LB膜を利用した二次元パターニング

著者 (1件)： 松本睦良 (東京理大 基礎工)
資料名： 表面(表面談話会・コロイド懇話会)  (Reviews and Topics on Surface Science & Technology Avant-Garde)
巻： 49  号： 3  ページ： 73-84  発行年： 2011年03月01日 
JST資料番号： G0745A  ISSN： 0367-648X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Langmuir膜及びLB膜ではしばしば相分離が起こる。製膜配向性分子の分子構造の調整及び製膜条件の調整により,相分離で形成されるパターンを精密に制御でき,ボトムアッププロセスのみを用いて,パターン化した機能材料の作製が可能である。相分離により形成されるドメインのサイズと形状は分子構造と製膜条件に依存する線張力と双極子-双極子相互作用の兼ね合いにより決定される。脂肪酸とフッ素化炭素部分を併せもつハイブリッドカルボン酸の混合LB膜の相分離構造を検討した。さらに,固体基板と共有結合を形成可能な両親媒性シランカップリング剤を含む相分離混合LB膜を用いた鋳型作製とパターン形成を,金ナノ粒子及びその金ナノ粒子を触媒として利用した銅金属薄膜作製について記した。

シソーラス用語： *パターン形成 ,  *Langmuir膜 ,  *Langmuir-Blodgett膜 ,  *相分離 ,  製膜 ,  分子配向 ,  分子構造 ,  機能材料 ,  界面張力 ,  双極子相互作用 ,  両親媒性 ,  シランカップリング剤 ,  ナノ粒子 ,  遷移金属触媒 ,  銅 ,  金属薄膜 ,  無電解めっき ,  ナノワイヤ ,  末端基 ,  鎖長効果 ,  分子設計 ,  表面圧 ,  赤外スペクトル ,  原子間力顕微鏡 ,  走査電子顕微鏡 ,  電子顕微鏡観察 ,  転写 ,  表面構造 ,  自己組織化 ,  脂肪酸
準シソーラス用語： *LB膜 ,  ボトムアップ ,  金ナノ粒子 ,  金触媒 ,  線張力

分類 (3件)： 薄膜成長技術・装置  (BK14020I) ,  金属薄膜  (BK14030T) ,  有機化合物の薄膜  (BK14070L)

物質索引 (5件)： エイコサン酸 ,  ステアリン酸 ,  ドコサン酸 ,  12,12,13,13,14,14,15,15,16,16,17,17,18,18,19,19,19-ヘプタデカフルオロノナデカン酸 ,  3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,10-ヘプタデカフルオロデシルトリエトキシシラン

引用文献 (19件)：

• 1) H. Kuhn, D. Möbius, H. B霍cher, Physical Methods of Chemistry, eds by A. Weisserberger, B. Rossiter, Wiley Interscience, New York, Vol.1, Part IIIB, pp.577, 1972.
• 2) Langmuir-Blodgett Films, ed by G. G. Roberts, Plenum Press, New York, 1990.
• 3) A. Ulman, An Introduction to Ultrathin Organic Films from Langmuir靤Blodgett Films to Self-Assembly, Academic Press, San Diego, 1991.
• 4) M. Matsumoto, Bottom-up Nanofabrication Vol.5 Organized Films, eds by K. Ariga, H. S. Nalwa, American Scientific Publishers, California, Chap. 5, pp. 161, 2009.
• 5) H. M. McConnell, Annu. Rev. Phys. Chem., 42, 171 (1991).

タイトルに関連する用語 (3件)： 相分離 ,  LB膜 ,  パターニング