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J-GLOBAL ID：201102231116060860   整理番号：11A0823820

化学組成を調整した高炉セメントA種を用いたコンクリートの基礎性状

PROPERTIES OF CONCRETE USING BLAST-FURNACE SLAG CEMENT TYPE A WITH MODIFIED CHEMICAL COMPOSITION

著者 (4件)： 宮澤伸吾 (足利工大 工) ,  横室隆 (足利工大 工) ,  藤原浩已 (宇都宮大 工) ,  鯉渕清 (デイ・シイ)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
号： 64  ページ： 244-250  発行年： 2011年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 一般のコンクリート構造物に広く適用されることを目標にした高炉セメントA種を開発する。化学成分を調整することで収縮ひび割れ抵抗性の改善を図った高炉セメントA種を用いたコンクリートの基礎性状を,実験で検討した。普通ポルトランドセメント(OPC)を用いた場合と比較検討した主な結果は,1)所要の流動性を確保するのに必要な単位水量および高性能AE減水剤添加率は,OPCに比べて低減される,2)コンクリート温度が20~30°Cの場合,圧縮強度の発現性状はOPCと同等である。一方,10°Cの場合の圧縮強度はOPCに比べて小さい,3)断熱温度上昇量は,OPCに比べて若干小さくなる,4)凍結融解抵抗性は,OPCと同等である。

シソーラス用語： *高炉セメント ,  *コンクリート ,  ポルトランドセメント ,  亀裂 ,  *流動性 ,  *圧縮強さ
準シソーラス用語： 普通ポルトランドセメント ,  ひび割れ ,  圧縮強度

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (6件)：

• 1) 坂井悦郎:エコマテリアルとしての混和材、コンクリート工学、Vo1.45、No.5、pp.56-59 (2007)
• 2) 依田彰彦ほか:高炉セメントA種を用い33年経過したRC構造物の耐久性調査、セメント・コンクリート論文集、No.56、pp.443-448 (2002)
• 3) 日本コンクリート工学協会:マスコンクリートのひび割れ制御指針2008 (2008)
• 4) 日本建築学会:鉄筋コンクリート構造計算基準・同解説(1991)
• 5) 日本建築学会:高強度コンクリート施工指針(案)・同解説 (2005)

タイトルに関連する用語 (5件)： 化学組成 ,  高炉セメント ,  コンクリート ,  基礎 ,  性状