文献
J-GLOBAL ID:201102231148005500   整理番号:11A1374366

農林漁業・食品工業部門の経済循環と環境負荷発生構造に関する地域産業連関分析

著者 (3件):
資料名:
巻: 47th  ページ: ROMBUNNO.A4-1  発行年: 2010年 
JST資料番号: L6985A  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
わが国では経済発展による産業構造の変化や,食料輸入拡大による影響から,農林漁業の生産額減少が顕著となっており,最近では農林漁業地域の衰退,食料自給率低下に伴う食の安全保障などが社会問題となっている。農林水産省は,食料自給率向上や農林水産物・食品の輸出額増加を目指しているが,同時に農林漁業部門の温室効果ガス削減に向けた対策も求められている。しかし現状では,産業振興策と環境対策が独立して策定されることが多く,農林漁業の生産額増加に伴うCO2排出量の変動は十分に考慮されていない。また,両者の関係を定量的に把握するためには,国内各地域における経済循環構造とCO2排出との関係をモデル化する必要があるが,この分野における研究蓄積も十分とは言えない。そこで,本研究では農林漁業,食品工業を細分化した地域産業連関表を作成し,CO2排出構造分析を通じて,国内地域の農林漁業関連産業における地域経済とCO2排出構造の関連を分析した。また,農林水産省が推進する政策から輸出目標額達成シナリオ,並びに食料自給率向上シナリオを作成し,シミュレーション分析を通じて地域経済やCO2排出構造に及ぼす影響を検討した。その結果,産業部門の中では,海面漁業,食品工業部門がCO2排出に大きな影響を及ぼしており,地域別にみると地方圏が他地域の最終需要に起因するCO2排出量を負担していること,また農林水産省の政策シナリオの実施は,地方圏のCO2排出量増加を誘発することが明らかになった。従って,環境負荷誘発に関わる地域間や部門間の差異を緩和する施策を実施することが重要と言える。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
農林水産一般  ,  食品工業一般 

前のページに戻る