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J-GLOBAL ID：201102231161772501   整理番号：11A0115772

フォトニック量子状態の特性評価と生成の手段としての周波数逓倍

Upconversion as a tool for characterization and preparation of photonic quantum states

著者 (2件)： O’DONNELL Kevin A. (Centro de Investigacion Cientifica y de Educacion Superior de Ensenada, Ensenada, MEX) ,  U’REN Alfred B. (Universidad Nacional Autonoma de Mexico, Mexico)
資料名： Proceedings of SPIE  (Proceedings of SPIE)
巻： 7815  ページ： 78150A.1-78150A.7  発行年： 2010年 
JST資料番号： D0943A  ISSN： 0277-786X  CODEN： PSISDG  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 非線形光学結晶における周波数逓倍を光子対の特性評価に用いる実験と,光子対の存在する特別な状態の生成に用いる提案を報告した。実験では,まず,パラメトリック周波数逓降(PDC)を用いて光子対を発生させ,次に,この二光子の周波数逓倍信号を二光子間の遅延時間の関数として測定して,光子対の時間特性を調べた。相関曲線は雑音バックグラウンドの殆どない超高速ピークとなり,不対光子のランダム周波数逓倍の寄与がないことを示した。提案では周波数量子もつれスワッピングを達成する方法である。この方法は二つのPDC源から二つの独立な光子対を発生させ,各光子対からそれぞれ1つの光子を取出し,両者の周波数逓倍を用いて和周波数の光子を生成する。その結果,元の各光子対に残留する本来は独立した二つの光子間には周波数もつれが発生する。このようにして,相互作用のない二光子間に周波数もつれが生成できることを理論的に証明した。

シソーラス用語： *非線形光学材料 ,  *周波数逓倍 ,  キャラクタリゼーション ,  光パラメトリック効果 ,  周波数逓降 ,  *光子 ,  *重合せ ,  和周波数発生 ,  光源 ,  *量子もつれ
準シソーラス用語： 光子対 ,  *非線形光学結晶 ,  量子状態

分類 (2件)： 非線形光学  (BD05000T) ,  量子光学一般  (BD04010X)

タイトルに関連する用語 (3件)： 量子状態 ,  特性評価 ,  周波数逓倍