文献

J-GLOBAL ID：201102231167458604   整理番号：11A0935243

フェムト秒レーザーアブレーションにより作製された超疎水性チタン表面上の細菌の捕捉

Bacterial Retention on Superhydrophobic Titanium Surfaces Fabricated by Femtosecond Laser Ablation

著者 (7件)： FADEEVA Elena (Laser Zentrum Hannover e.V., Hannover, DEU) ,  TRUONG Vi Khanh (Swinburne Univ. Technol., Victoria, AUS) ,  STIESCH Meike (Medical High Scholl Hannover, Hanover, DEU) ,  CHICHKOV Boris N. (Laser Zentrum Hannover e.V., Hannover, DEU) ,  CRAWFORD Russell J. (Swinburne Univ. Technol., Victoria, AUS) ,  WANG James (Swinburne Univ. Technol., Victoria, AUS) ,  IVANOVA Elena P. (Swinburne Univ. Technol., Victoria, AUS)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 27  号： 6  ページ： 3012-3019  発行年： 2011年03月15日 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 蓮の葉の表面をまねた二段階のミクロおよびナノスケール擬周期的自己組織化構造を,フェムト秒レーザーアブレーションを用いてチタン表面上に作製した。第一段は,10-20μのサイズをもつ大きなグレイン状の凸型形状をもつ。第二段はこれらのグレイン上の存在し,200nm以下の幅をもつ不規則な波型うねりが存在する。このような生物模倣表面パターンの導入はチタン表面の濡れ性を大きく変化させる。もとの表面は水の接触角が73±3°であったが,レーザー処理チタン表面は超疎水性となり水の接触角が166±4°となった。これらの表面とS.aureusおよびP.aeruginosaと得られた超疎水性表面との固体-液体界面における相互作用は,これら2つの病原菌に対する高度に選択的な捕捉パターンの存在を明らかにした。

シソーラス用語： *レーザアブレーション ,  パルスレーザ ,  *チタン ,  *疎水性 ,  細菌 ,  階層構造 ,  接触角 ,  フェムト秒レーザ
準シソーラス用語： *超疎水性

分類 (2件)： 固-液界面  (CB12050B) ,  その他の表面処理  (WC08070F)

タイトルに関連する用語 (6件)： フェムト秒レーザーアブレーション ,  作製 ,  疎水性 ,  チタン ,  細菌 ,  捕捉